最近おもしろい人にであった。ろくに働きもしないのに色んな人にやたらとお金をせびるのだ。そして、ちょっとでもお金が入るとすぐ使ってしまう。しかも同じものばかり買って、すぐ捨ててしまうのだ。そして、また同じものを買って、、、、こういうのを金をどぶに捨てるようなもの、というのだろう。
公共事業も、最近は、そんなことを言われることがある。穴を掘って穴を埋めるようなものではないのか云々。確かにそんな公共事業もあるだろうが、しかし、それが、社会福祉の充実や環境保全なんかに使われるんならどうだろう。多少は賛同も得られるのだろうか?
なんで、そんなことを思ったかというと、最近下記の本を読んだからだ。
廣宮孝信/著『国債を刷れ!「国の借金は税金で返せ」の大ウソ』(彩図社)
とんでもない、荒唐無稽なことを書いている本を「トンデモ本」とか言うのですが(笑い)、タイトルだけ見たら、すごい!これもそうだろう、と思っていたら、、、、中身は意外とそうでもない。様々な統計を駆使して説明してくれているから非常に説得力がある。
「日本国は借金まみれでお金が無い」というのは、マスコミで散々言われている。確かに、何をするにも「財源が無い」という話はある。
(私が思い出すのは、障害者自立支援法が成立する前にそのような話が流行ったことがあった。国家にお金がないから、これからは、障害者の皆さんも応益負担よろしくお願いします的な話であった。でも、そんな話を聞いて、私は不思議に思ったものだ。大多数の障害者は、その障害ゆえにちゃんとした仕事に付けず、ちゃんとした収入もないのだ。どうやって介護費用を負担をするんだろう、と思っていたら、法律が施行されてから、案の定、あっちこっちで問題だ、と当然のごとく訴えが出てきたのだった。そして、最近、この法律を廃止するという話がこれまた当然のように出てきている)
しかしこの本によれば、財源がなければ国債を発行すればいい、という話である。
それでは国の借金が増えるばかりで、夕張市みたいに財政破綻してしまわないだろうか?と心配になる。ところが、国は、自治体や個人と違って国は通貨を発行することができる。つまり、お札の輪転機がある家みたいものなのだ。お家の家計簿や企業や各種団体の会計帳簿と、国の財政をごっちゃにしてはいけない。
(もしかして政府関係者に、ごっちゃに考えている人がいるんじゃないの?)
実際、政府の財源が足りない場合は、政府貨幣(政府紙幣)を発行せよ、と主張している本もある。
でも、通貨をじゃんじゃん発行したら、通貨の価値が下がって、すごいインフレになるのでは?しかし、いまの日本は円高にデフレ、低金利である。インフレの可能性はとても低い。
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また、政府が直接貨幣を発行するのではなく、発行した国債を日銀に買ってもらう方法もある(正確には「保有」してもらう)。http://www.yorozubp.com/9811/981128.htm
国債を発行すると、国の借金が増えるため嫌がる人がいるが、それは、民間に買ってもらう場合だ。しかし、日銀は、政府機関なのである。しかも、紙幣を発行できる。結果的に、政府内で紙幣が増えているようなものなのである。
国債を日銀に引き受けてもらえば、日銀紙幣が発行され、増えた紙幣が政府の国庫に入ることになる。政府はその増えた財源を公共投資などに使い、需要を増やし、経済成長を促し、雇用を増やしたらよい。現実的なやりやすい方法であるし、現にいまもやっている。国債の民間保有の増加が嫌なら、日銀に保有してもらう量を増やしたらいいのだ。http://tomoogi-poem.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/youtube-1a13.html
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・・・なるほど、なるほど。じゃあ、ある枠組み~つまり、デフレの間は、どんどん国債を発行すればいいじゃん、ということになる。
(ただし、悪性インフレのような状態になってきたら、国債増発はよくないとも書いている)
しかし、一つ引っかかることがある。つまり、財源を確保しても、その使い道をちゃんとしておかなければいけないのではないか。お金があるんだったら、戦車にミサイルに戦闘機を買おう、では目も当てられないだろう。
だから、先ほど書いたような社会福祉の充実や、環境保全や、少子化対策や、雇用対策、食糧自給率UPの施策なんかに率先して使うようにしなければいけないんじゃなかろうか。http://tomoogi-poem.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-6b8b.html
http://it.nikkei.co.jp/business/column/katsuma_market.aspx?n=MMIT2n000002032009
また、以前書いたソーシャルインクルージョンのために使われるのもいいんじゃないだろうか。http://tomoogi-poem.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_8b02.html
この本でも、そのことは語られている。職にあぶれた若者のうち200万人以上を補助公務員として年収300万円で雇用したらどうか、というのもその一例である。
(公務員が増える弊害を指摘する声がある。しかし、不況時で失業率が高い時に、労働市場では、公務員登用が増えると、民間企業は優秀な人材を確保するために給料を上げる傾向があると言われている。つまり、民間企業の賃金体系が良くなる可能性が出てくるなどの効果があると言われている。不況時は民から官が鉄則である。
逆に言うと、好況時には、官から民の考えで、公務員の登用を控える方がよいとされる。好況時に官が強すぎると、民間活力を阻害することがしばしばあるからである)
また、不景気の時には、景気対策などで、財源をどのように使っていくのか明確でない場合、つまり、とにかく有効需要を刺激していけばいい場合、消費税を下げる方法もありそうだ。http://tomoogi-poem.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-478a.html
消費することに税金をかけるのが消費税なのであって、税がかかればかかるほど消費は落ち込む傾向にある。だから、不況の時は消費税率を下げたらいい、という論議は当然出てくるが、下記の本は、もっと積極的に、消費税率をマイナスにしたらどうか、と主張している。つまり、マイナス5%の消費税なら、100円の商品が95円で買えるようにするのだ。
たとえば、エコポイントなどは、要するに、エコ関連商品をターゲットにした、エコ関連商品が売れやすくするためのマイナス消費税的な役割を果たしているのだろう。やり方はそれこそ色々あるのだが、、、、
つまり、国家財政をどのように使っていったらいいか、という哲学があって、初めて、この「国債を刷れ!」の意味が出てくるのだ。そういう部分を先に書くか、強調するようなタイトルにした方が、誤解が少なくていいんじゃないかなぁ、と思った。
ただ、この著者はとても先見の明があるように思えるので、今後の活躍も期待したい。http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp
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